1.各党の挨拶と見解:
りっけん(立憲民主党) 松田衆院議員代理(秘書) 衆参同日選挙について 10月の消費税増税について政府から景気悪化の評価先送り論がでている。これを口実とした衆参同日選挙があり得る。 加えて、安倍晋三の改憲加速発言が出ている。 立憲民主党としては若年世代の投票率を上げていきたい。 民主(国民民主党) 森本和義氏(前回愛知6区希望の党公認候補) 参院選で、自民党が議席に危機感を持っている。参院で3分の2を阻止する歴史的意義のある選挙にしたい。 個人的には9条はさわらないという考え。 消費増税は、10月には実施すべきでない。 実質賃金が増えていない。伝統的財政政策が打てなくなっている。株価依存経済になっている。 共産(日本共産党) 内田健前春日井市議(尾中地区委員会副委員長) 6中総(第6回中央委員会総会)で”本気の野党共闘”を決議した。 消費税10%中止・8時間労働・社会保障・授業料減免無償化・原発0再エネ推進・沖縄米軍基地新設反対・反差別ハラスメント撲滅、を提言として出している。 社民(社会民主党) 林秀治氏(県連常任幹事) 参院選は愛知選挙区で候補を立てる予定。但し立てられない場合は、政策合意できる候補の推薦もありうる。 社民党は地方でそこそこ強い。 党の正式方針ではないが、消費税は段階的に廃止すべき。法人税所得税の税率戻しを財源にする。 最低賃金は、当面1000円に、将来的に1500円とするべき。 緑の党 丹羽淳氏 緑の党は多様な考えを持った人の集まり。故に無党派層に近い。 前回選挙で自民と野党合計の差は3千票あまり。野党が結集すれば勝てる選挙区。 小牧市長選では、分裂した自民党の候補を共産党も支援した実績もある。 無党派層は政党よりも人間としての候補者を重視する。 坂本龍馬のように、脱藩して結集する覚悟が必要。気持ちだけでも脱藩すること。 候補者同士の話し合いの必要性。今回の会合も松田氏と森本氏で話し合うべきだった。2.質疑応答:
・森本氏の発言について、改憲について個人的にはと言ったが、党と考えが違うのか →党も同じ。ただ、例外的な人はいるかもしれない。 ・社民党は消費税0にするという話に同感。財源について詳しく聞きたい →(共産)消費税は応能負担に反する。応能負担原則の税制にする。 →(社民)1986年まで消費税なしで日本の財政は続いてきた。そこに戻すまで。 ・緑の党の話と関連して。候補者と思われる人が森本氏一人しか来ていない。統一候補への本気度が問われる。 →(森本)前回選挙の時に脱藩(無所属)も考えた。連合愛知は気にしない。 ・F35について。(小牧基地を抱える)地域にとって重要課題 →(りっけん)党の理念として配備は必要ない。 →(民主)買う必要はない。役に立たない。 →(共産)防衛費増大に反対。専守防衛からも逸脱。 →(社民)元々武力自衛権を否定している。 →(緑)自衛隊は専守防衛。F35は反対。 ・若年層に関心のあるテーマとして、4月から施行された残業規制と、昨年末に炎上したダウンロード違法化問題について各党の見解を聞きたい →(りっけん)党としての見解を調べる。子育て世代を重視して政策提言をしている。 →(民主)仕事量が減らないことが問題。雑用を部下に押しつける悪しき文化は自分も経験した。ただ民の問題なので、法律化には工夫が必要。 →(共産)8時間労働が基本。残業は週15時間までを提言。教育の無償化など学生の関心の高い分野を提言していきたい。 →(社民)残業規制は労働組合が主体となるべき。適正な残業時間は、0時間。 →(緑)長時間労働は少子化の結果。人手不足は70年代から言われていた。経済成長の限界。資本主義が終演に向かっている。答えを出す人は却って危険で、試行錯誤こそが必要。党としてはベーシックインカムを提唱している。 ※ダウンロード違法化問題は各党とも持ち帰り ・各党の政策に大差がない。自民党の議席を無くすには一本化が必要。 (※意見のみ) ・前回衆院選で、森本氏で一本化できそうだったというが、1千万の借金をさせてまで無所属で立候補させたのか? お金も必要。 →(森本)お金の問題は自己責任なので特に障壁では無かった。ただ、無所属で出ても他の政党が公認を立ててこられたら終わり。実際、(森本氏が無所属で出たら)希望の党が他の候補者を立てる動きがあった。党に断り無く独断ではできなかった。 小牧市長選は自分は野党系を支援したが、国民民主の市議は自民系現職を支援した分裂選挙だった。党の方針が定まらなかった結果によるもので、通常なら反党行為。ちなみに、残業規制とダウンロード違法化問題の質問をしたのは、私です。 個人的に絶対に譲れない問題なので。この件で合意賛同できない候補は、到底支援できないし、それで党から文句言われたらそれこそ”脱藩”する。 (※荒野草途伸は現在、共産党の所属です。) …まあ、ダウンロード違法化問題が全党持ち帰りというのは、正直脱力でしたが。せめて、えだのんが代表の立民(りっけん)には、回答して貰いたかったところです。 あと、荒野は前回総選挙の時はまだ瀬戸にいたので、愛知7区の状況は手に取るようにわかっても、6区の情報は全然入ってこなかったので、今回初耳という話が結構多かったです。 (瀬戸市も、瀬戸北高校から北は6区になっとるんですが一応…。) 特に、森本氏で一本化しかけていた、というのは正直びっくり仰天でした。 愛知6区はそもそも市民連合自体が無い、だから候補者調整なんかしてない、という風に聞いていたので。 (確かに、「市民連合」は現在も無いです。) 帰りに共産党の人と話していたら、「(森本氏が)無所属で無くても、せめて立民に行ってくれてたら…(推せたのに)」という話をしていました。まあ、あくまでもその人個人の考えですが。 でも、古河元久の盟友である森本氏が立民に行くはずは無いとは思いますけどね…。 あと、質疑の最後に、「市民アクション」のメンバーの1人が、山本太郎(令和新撰組)を猛烈に推していたのが印象的でした。 幕末の新撰組は、坂本龍馬の命を狙っていた筈なんですけどね…。 ]]>